子どもの「やりたい」を、「いつかね」で終わらせない——月に1日、ムスメと「アポ」を取る

子どもが何かに夢中になったとき、親にできることは意外とシンプルです。1歳の「ぞうしゃん」から続いてきた、わが家なりの「好き」への付き合い方を振り返ります。
秋山ゆかり 2026.10.05
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「ママ、どこの日ならあけられる?」

ムスメが何か行きたいものを見つけると、すっ飛んできて私に聞きます。

先日は、NHKの「ダーウィンが来た!」と国立科学博物館がコラボした特別展でした。

生き物が大好きなムスメは、展示の情報を見つけて、ずっと「行きたい」と言っていました。

私も「行こう」と約束していました。

ところが、行けない。

仕事や研究、原稿などの予定が入っていて、私のスケジュールが全然空かないのです。

そこで、二人で手帳を開きます。

「ここはダメ」
「ここも予定がある」
「ここなら……いける!」

ようやく見つけた一日を、ムスメとの予定として押さえます。

わが家では、月に一度、できるだけ丸一日、ムスメがやりたいことに付き合う日をつくっています。

何をするかを決めるのは、基本的にムスメです。

8月は国立科学博物館。9月は上野動物園。そして10月は、一緒にバレエを観に行きます。

もっと近場のこともあります。

近所を散歩して、そのままピクニックをしたり、美術館へ行ったり、水族館やコンサートへ行ったり。

大がかりなイベントである必要はありません。

ただし、一度アポを取ったら、かなり本気です。

雨が降っても行きます。

台風が来ても、本人が行くと言えば行きます(笑)。

大人にとっては、「天気が悪いから来週にしよう」で済む話かもしれません。

でも、ムスメにとっては、ずっと待っていた予定です。

だから私は、子どもとの約束を「時間があったら」にしないようにしています。

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続きは、3570文字あります。
  • 2歳児が手帳を取り出した
  • 最初は「ぞうしゃん」だった
  • 「時間ができたら」では、たぶん時間はできない
  • パンダだけ見て帰ってもいい
  • 子どもの「やりたい」を、大人と同じように扱う
  • 「いつかね」を、日付に変える

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