34歳の首相を生んだ社会と、日本の教育を考える

「日本にも、こんな首相がいたら」
「日本にも、こんな首相がいたらいいのになぁ……」
フィンランド元首相、サンナ・マリンさんの自伝『行動こそ希望! 34歳、一国を率いる』を読みながら、何度もそう思いました。
2021年の暮れ、私はニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相の評伝を読み、いろいろと考えさせられました。2023年1月に彼女が辞任を表明したときには、残念に思うと同時に、一国を率いることの難しさも感じました。
今回、そのアーダーンさんの回顧録『KINDNESS(カインドネス)』を読もうと思っていたのですが、マリンさんの自伝も気になり、こちらを先に読むことにしました。
マリンさんは、2019年12月、34歳でフィンランドの首相に就任しました。当時、世界最年少の現職首相。女性党首たちと連立政権を率いたことにも、驚かされます。
就任から間もなく、新型コロナウイルスのパンデミックに直面。その後、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、フィンランドは軍事的非同盟政策からNATO加盟へと方針を転換し、2023年4月に加盟しました。
そんな激動の時期に、国を率いる責任を担った人です。
ただ、この本を読んで私がいちばん考えたのは、若くして首相になったことや、難しい決断を重ねたことだけではありませんでした。
彼女は、どのような社会の中で、自分の力を発揮できるようになったのか。そのことが、読み終えてからも気になっています。
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- 本人の努力を、社会がどう支えていたのか
- 日本の学校には、すごいところがある
- それでも、私には分からないことがある
- 「行動こそ希望!」を、自分の問いとして読む
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