妊娠出産はキャリアのリスクか、組織設計のテストか——川田市長の産休に思うこと

身体のリスクを個人の迷惑にしないために。女性のライフイベントを、組織を強くする設計の機会として考えます。
秋山ゆかり 2026.06.10
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京都府八幡市の川田翔子市長が、第一子の出産に向けて産休を取得する予定だというニュースを見ました。

私は、まず率直に思いました。

めちゃくちゃ応援したい、と。

川田市長は2023年、33歳で初当選し、当時、女性市長として全国最年少だったと報じられています。現在35歳で、今年9月中旬に第一子の出産を予定し、産前産後あわせて約4か月の産休を取得する予定とのこと。産休中は副市長が職務代理者を務める体制も示されています。

でも、当然のように出てくるのが、こういう声です。

「任期中に妊娠・出産するなんて、無責任ではないか」
「市長という重責を担っているのに、休むのか」
「なぜこのタイミングなのか」

私は、こういう声を見るたびに思います。

では、女性はいったい、キャリアのどのタイミングなら子どもを産んでよいのでしょうか。

若ければ、「まだ仕事が一人前ではない」と言われる。
昇進前なら、「これから大事な時期なのに」と言われる。
責任ある立場になれば、「その役職で産むのか」と言われる。

では、いつならいいのでしょう。

この問いは、女性のキャリア相談で何度も出てきます。
そして、とても残酷な問いでもあります。

なぜなら、妊娠・出産は、本人が望んだ通りのタイミングで実現するとは限らないからです。

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