「早く寝なさい」では守れない——10代の睡眠を、子どもと一緒に学び直した話

睡眠は、しつけや根性だけで整うものではありません。10代の脳と体を知り、親子で暮らしの時間割を見直しました。
秋山ゆかり 2026.06.08
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「学校が少し荒れている背景には、子どもたちの睡眠不足もあると思います」

先生がそうおっしゃったとき、私ははっとしました。

それは、誰かを責める言葉ではなく、子どもたちを理解するための手がかりのように聞こえました。

子どもが落ち着かない。
感情のコントロールが難しい。
授業中に集中できない。
友だちとのトラブルが増える。

そうしたことを、性格やしつけや家庭の問題としてだけ見るのではなく、睡眠という身体の土台から見る。

その視点は、私にとってとてもタイムリーでした。

ちょうど、リサ・L・ルイスの『子ども睡眠不足社会』を手に取ったところだったからです。

子どもの睡眠不足は、親にとって耳の痛いテーマです。

「早く寝なさい」と言っているのに寝ない。
布団に入ったはずなのに、まだ起きている。
朝は眠そうで、なかなか起きられない。
休日になると、昼近くまで寝てしまう。

親としては、つい「生活リズムが乱れている」「本人の自覚が足りない」「スマホや動画のせいだ」と言いたくなります。

でも、この本を読みながら、私は少し考え方が変わりました。

子どもの睡眠は、親が管理するものから、子ども自身が学び、守っていくものへ変わっていく。

特に10代に入っていく時期には、その移行がとても大事なのではないかと思ったのです。

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続きは、3689文字あります。
  • ムスメと一緒に、睡眠の本を読んだ
  • 10代の脳と睡眠を、親子で学ぶ
  • 危険行動と睡眠不足について話した
  • 塾も住む場所も、睡眠時間から逆算する
  • 子どもの睡眠は、家庭だけでは守れない
  • 「早く寝なさい」の前に、話せることがある

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