9月の疲れは、夜の15分から始まる——2学期を乗り切る家庭の時間設計
新学期のそわそわは、気合いでは整わない。親子の余力を守るために、わが家で試している小さな作戦です。
秋山ゆかり
2026.09.09
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9月は「通常運転」に見えて、実は通常ではない
9月に入ると、家の空気が少し変わります。
夏休みが終わり、学校が始まる。親としては、ようやく日常が戻ってきたような気持ちになります。昼間の予定も読みやすくなり、仕事のリズムも取り戻せる。カレンダーだけを見ると、「通常運転に戻った」と思いたくなります。
でも、実際にはそう簡単ではありません。
子どもにとって、2学期の始まりは大きな環境変化です。朝起きる時間、登校、授業、友達とのやりとり、先生、給食、宿題、塾、習い事。夏休み中とは違う刺激が、一気に戻ってきます。
我が家でも、学校が始まるとムスメが少しそわそわします。
いつもなら夜9時半には寝ているのに、気づけば10時近くになっている。大人の感覚では、「まあ、20分くらい」と思ってしまいがちです。でも、子どもの生活では、この20分、30分が意外に大きい。
1日なら誤差です。けれど、3日続けば1時間。5日続けば、2時間近くになります。
しかも睡眠の遅れは、翌朝の機嫌、朝食の食べ方、登校前の集中力、夕方の疲れ方に、じわじわ響いてきます。
9月の疲れは、ある日突然やってくるのではありません。小さな遅れが、毎晩少しずつ積み上がっていくのです。