「私の芸風って何?」——書く技術の本を読んだら、ますますわからなくなった

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私の芸風って、何???
レジーさんの『ビジネスパーソンのために「芸風」で書く技術』を読みながら、私は手が止まりました。
本書には、こんな考え方が出てきます。
芸風=〈問題意識+着眼点〉×文体
なるほど。
自分が何を問題だと思うのか。どこに目をつけるのか。そして、それをどんな文体で書くのか。その組み合わせが、その人らしい「芸風」になる。
面白い。
そこで当然、自分にも当てはめてみたくなりました。
そして、困りました。
私の芸風って、何???
考えてみたのですが、出てきません。
ビジネスのことを書く。子育てのことも書く。心理学や教育の本も読む。アートや音楽の話もする。
ファクトを調べるのは好きです。でも、自分の感情もかなり書く。たまに皮肉も入ります。
では、私の「問題意識」は?
働き方?
教育?
女性のキャリア?
日本社会?
子育て?
どれも大事です。
でも、「これが私の芸風です」と言われると、どれもしっくりこない。
むしろ、本を読む前より、ますますわからなくなりました。
そんなことを考えていて、昔、ある人から言われた言葉を思い出しました。
「秋山さんって、誰にもわからないことを、わかるようにプロセス化して、他の人が学べるようにするのがうまいですよね」
たしかに、そういうことはよくやります。
でも、それって芸なの?
単に仕事で身につけた技術なんじゃないの?
そう思ったところで、一つの古い記憶がよみがえりました。
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