「理念は、危機でこそ試される」——家族を共創チームに変えた再設計のプロセス
予期せぬ出来事の中で、家族の理念は試された。怒りも迷いも越えて、私たちは守る力を設計し直した。これは、再び歩き出すまでの家族の記録です。
秋山ゆかり
2025.11.07
読者限定
戦略コンサル、グローバル企業での事業開発、エグゼクティブの実務に加え、アーティスト・研究者・母の視点から発信しています。無料記事はサポートメンバーの支えで成り立っています。共感いただけた方は、ぜひご参加ください。
本記事は、10月24日配信「パパなんで働いてるの?-問いが磨いた家族の理念」の続編にあたります。 あのとき、家族会議で「困ったときは、ひとりで悩まない(第2条)」「失敗しても責めない(第3条)」という条文が生まれました。
そして今回、私たちはまたひとつ、新しい条文を加えることになったのです。 それは、守る力を育てるという実感から生まれた「第4条」。
理念は、家族会議だけで作るものではなく、日々の現実の中で、身体を通して立ち上がってくる。 危機の中で言葉になったこの条文は、私たちにとって、理念が生きていることの証そのものでした。
この記事は無料で続きを読めます
続きは、5172文字あります。
- 予期せぬ危機——理念が試された日
- リーダーシップの再配分——家族をチームに戻す
- 守るとは、戦うことではなく安心を設計すること
- 再設計された家族——未来を描き直す旅へ
すでに登録された方はこちら