「いつか来るさ」で20年待てる?——インド・メンタルに学ぶ、諦めない力

風邪で倒れ、5日間の家庭内隔離。パソコンは使えず、手元にあるのはスマホと本が1冊だけ。何もできない自分に落ち込んでいた私を、インドの人々の図太さと底抜けの明るさが、ちょっと元気にしてくれました。
秋山ゆかり 2026.10.12
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何もできない5日間に、やってきた1冊

風邪をひいて、5日間の家庭内隔離となりました。

熱が出て、身体が動かない。家族からはパソコンを持たせてもらえず、手元にあるのはスマホと本が1冊だけ。

仕事もできない。研究もできない。原稿も書けない。

最初は熱がつらくて、それどころではありませんでした。でも、少し身体が楽になってくると、今度は何もできないことがつらくなってきました。

普段の私は、仕事をしていない時間にも、研究をしたり、オペラの練習をしたり、本を読んだりしています。やりたいことが多すぎて、時間がいくらあっても足りません。

それなのに、何もできない。

しかも、できないことが次々に頭に浮かびます。

あの仕事はどうしよう。あの原稿はまだ書いていない。研究も進めたいのに。

熱を出して寝ているのだから、仕方がない。

頭では分かっていても、気持ちはなかなか追いつきません。

そんなときに読んだのが、『ぶっとび!人生が踊るインドメンタル』でした。

この本が、実にぶっ飛んでいました(笑)。

読み始めてすぐに思ったのは、「インド人って、すごいなあ」ということ。

そして、ページをめくるたびに、「いやいや、そんなことある?」「それでも諦めないの?」と驚き、思わず笑ってしまいました。

何もできずに落ち込んでいた私には、ちょうどいい本だったのかもしれません。

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続きは、3572文字あります。
  • 空気を読もうにも、読めない社会
  • 遠慮していたら、何も進まない?
  • 「いつか来るさ」で20年待てる?希望を捨てないという、すごい能力
  • 諦めないことと、深刻になりすぎないこと
  • インド映画を観ると、なんだか元気になる理由 あの底抜けのエネルギー
  • 私に足りなかったのは、頑張る力ではなかった
  • 5日間、パソコンなしでも何とかなった

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