「宿題しなさい」と言わなくても、子どもが動き出す家庭の習慣

「宿題っていつさせてますか?」そんな質問から見えてきた、わが家の時間管理。実は管理していないからこそ、自分で動ける力が育つのかもしれません。
秋山ゆかり 2025.11.05
サポートメンバー限定

戦略コンサル、グローバル企業での事業開発、エグゼクティブの実務に加え、アーティスト・研究者・母の視点から発信しています。無料記事はサポートメンバーの支えで成り立っています。共感いただけた方は、ぜひご参加ください。

最近、読者の方からこんな質問をいただきました。

「秋山さん、お子さんの宿題っていつさせてるんですか?声がけとか、どんな工夫をしてますか?」

うーん……これは、ちょっと答えに詰まる質問でした。

というのも、わが家では時間管理らしいことを、ほとんどしていないからです。

正確に言えば、私が管理しておらず、本人に任せているのです。

完璧とはほど遠いけれど、放任に見えて意外とうまくまわっている。

そんなスタイルです。

この質問をいただいて、ふと「私、いつから宿題チェックをやめたんだっけ?」と考えました。 気づけば小学1年生の頃から、ほとんどノータッチ。音読の宿題だけは、一緒にご飯を作りながら聞く。その程度なのです。

「ちゃんとしたお母さん」なら毎日チェックして、丸つけして、間違いを直させて……そんなイメージがあるかもしれません。でも私は、できなかった。というより、やる時間がなかったのです。

フルタイムの仕事、研究活動、演奏活動、そして慢性疾患のあるムスメのケア。日々を回すのに精一杯でした。 だからこそ、「親がやらなければいけないこと」と「本人がやるべきこと」を分ける必要があったのです。

そしてあるとき、こう思いました。 「宿題をチェックすること」よりも、「宿題を自分でやりきる力を育てること」の方が、ずっと大事なんじゃないか、と。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、3805文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
文化は一度失うと戻らない——国立博物館・美術館の再編論から考える、日本...
読者限定
社会を動かした「お休み」——アイスランドの女性たちが休んだ日
サポートメンバー限定
点で読むか、構造で使うか ――ニュースが判断力に変わる瞬間
読者限定
なぜ私たちは、聴けないのか——「聴いているつもり」という錯覚
サポートメンバー限定
壊れたとき、私は何を削らなかったのか——感情資源を守る3つの戦略
読者限定
感情はなぜ、ビジネスの中枢になったのか——AI時代の意思決定論
サポートメンバー限定
忙しいのに枯れない理由
読者限定
「性格が悪い」とはどういうことか ――日本社会の"善意のダークさ"を読...