「親の罪悪感はいらない」——92歳の現役保育士が教える、子育ての信頼関係のつくり方

「できることはやる。できないことは理由を話す」。それだけで親子の信頼は築ける。罪悪感ゼロの育児のヒントがここに。
秋山ゆかり 2025.10.20
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Amazon.co.jpより

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読者からの一通のメッセージが運んできた、92年の叡智

「秋山さん、この本ぜひ読んでみてください」

TheLetterの読者の方から届いた、シンプルだけれど熱のこもったメッセージ。そこに添えられていたのが『92歳の現役保育士が伝えたい 親子で幸せになる子育て』というタイトルでした。92歳で現役保育士。その事実だけで、もう圧倒されます。どれほどの子どもたちと、どれほどの親たちと向き合ってきたのだろう。その膨大な経験値から紡ぎ出される言葉の重みを想像しただけで、すぐにポチッと購入ボタンを押していました。

手元に届いた本を開いて、最初に思ったのは「ああ、もっと早く読みたかったなぁ」ということ。うちのムスメはもう10歳、小学4年生。赤ちゃんの頃の大変さ、イヤイヤ期の嵐、保育園から幼稚園への転園の決断——そんな怒涛の日々を思い返すと、あの頃にこの本があったら、どれだけ心が軽くなっただろうと思わずにはいられません。

でも、読み進めていくうちに気づいたんです。子育てに「もう遅い」なんてないんだと。

10歳になった今でも、いや、10歳になった今だからこそ、響く言葉がたくさんありました。そして何より、過去の自分の子育てを振り返って「ああ、あれでよかったんだ」と肯定してもらえる、そんな優しさに満ちた本でした。

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続きは、4049文字あります。
  • 『めがねうさぎ』5万回の修行と、子どもが選ぶ本の不思議
  • 「できること」と「できないこと」の境界線を誠実に引く勇気
  • 愛情の方程式は、子どもの数だけ存在する
  • まとめ:92年の保育人生が教えてくれる、子育ての本質

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