クワガタ事件から始まった家族調停——宿題バトル解決までの道のり

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クワガタ56匹 vs 塾の宿題——史上最も贅沢な悩み?
今日も塾の宿題、全然やってないじゃないか!」
日曜の朝、リビングに夫の怒声が響きました。
10歳のムスメは涙目で反論します。
「だって、ヒラナちゃんが32個も卵産んじゃったから、幼虫のお世話が大変なの!それに編み物も途中だし、絵も描きたいし...」
現在我が家で飼育中のクワガタは:
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壱岐ヒラタクワガタの幼虫32匹(ヒラト&ヒラナちゃん作)
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壱岐ヒラタクワガタのホワイトアイの幼虫4匹
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オオクワガタ、壱岐ヒラタ、本土ヒラタ、コクワ、ノコギリクワガタなどの成虫20匹ほど
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合計56匹(くらい、多すぎてもうカウントが怪しい)
ムスメは毎日2時間ほど、この大家族のお世話と観察に没頭しています。
夫:「クワガタなんてどうでもいい!塾に行くなら宿題をやれ!」
ムスメ:「クワガタは家族だもん!それに塾代出してないパパに口出しされたくない!」(10歳の鋭い経済論理)
私:「...(また始まった)」
そう、我が家では「自分から塾に行きたいと言った子が、塾の宿題をやりたがらない」という、なんとも贅沢な悩みが日常茶飯事なのです。
でも、この対立の背景には、もっと複雑な事情がありました。
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