意味のある仕事をしたいのに、何かが満たされない──「やりがい」を問い直すための3冊

「この仕事、本当に意味あるのかな?」ふとそんな違和感を抱いたとき、自分の働き方を見つめ直せる3冊があります。
秋山ゆかり 2025.07.21
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「お母さん、どうやって人を採用してたの?」

ある日、就活に悩む留学生の娘(注)にそう聞かれて、はっと立ち止まりました。

BCG時代もGE時代も、最終的に私が採用の決め手にしていたのは、いつも同じでした。

「この人と雪山で遭難しても、一緒に楽しく過ごせそうか?」

実はこう考えるようになったのは、私がBCGでもGEでも「秋山を採用したのは、雪山で遭難しても楽しく過ごせそうだと思ったから」と言われたことがきっかけです。

どれだけ優秀で、肩書きが立派でも、「この人と未来を一緒に作りたい」と思えなければ、組織は回らないし、仕事はうまくいかない。そしてそれは、働く意味や"やりがい"にも直結していると、私は思っています。

(注)留学生の日本のお母さんをするボランティア活動をしていて、現在3人の留学生の息子・娘がいます。

仕事の"意味"を見失いそうなあなたへ

「今の仕事に、意味を感じられない」「やりがいって、どこにあるんだろう?」そんな風に思ったことはありませんか?

目標に向かって頑張っているのに、数字を達成しても、なぜか空虚。周囲の期待には応えているつもりなのに、「これが私の人生?」と立ち止まってしまう。

私自身、そんな時期がありました。インテル時代、与えられたプロジェクトをこなしながらも、「この技術は本当に誰かの役に立つのだろうか?」と思い悩んでいた時期。

そんな時こそ必要なのは、「私は誰と働きたいのか?」「どんな未来を一緒に描きたいのか?」という問いです。

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続きは、3390文字あります。
  • やりがいを見つけるための3冊
  • 効率化の先に、「つながり」はあるか?
  • 働くことの新しい物語を描く
  • 意味のある仕事は、"問い続ける"営み

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