意味のある仕事をしたいのに、何かが満たされない──「やりがい」を問い直すための3冊
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「お母さん、どうやって人を採用してたの?」
ある日、就活に悩む留学生の娘(注)にそう聞かれて、はっと立ち止まりました。
BCG時代もGE時代も、最終的に私が採用の決め手にしていたのは、いつも同じでした。
「この人と雪山で遭難しても、一緒に楽しく過ごせそうか?」
実はこう考えるようになったのは、私がBCGでもGEでも「秋山を採用したのは、雪山で遭難しても楽しく過ごせそうだと思ったから」と言われたことがきっかけです。
どれだけ優秀で、肩書きが立派でも、「この人と未来を一緒に作りたい」と思えなければ、組織は回らないし、仕事はうまくいかない。そしてそれは、働く意味や"やりがい"にも直結していると、私は思っています。
(注)留学生の日本のお母さんをするボランティア活動をしていて、現在3人の留学生の息子・娘がいます。
仕事の"意味"を見失いそうなあなたへ
「今の仕事に、意味を感じられない」「やりがいって、どこにあるんだろう?」そんな風に思ったことはありませんか?
目標に向かって頑張っているのに、数字を達成しても、なぜか空虚。周囲の期待には応えているつもりなのに、「これが私の人生?」と立ち止まってしまう。
私自身、そんな時期がありました。インテル時代、与えられたプロジェクトをこなしながらも、「この技術は本当に誰かの役に立つのだろうか?」と思い悩んでいた時期。
そんな時こそ必要なのは、「私は誰と働きたいのか?」「どんな未来を一緒に描きたいのか?」という問いです。
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- 効率化の先に、「つながり」はあるか?
- 働くことの新しい物語を描く
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