大阪万博2025は、"未来社会の実験場"になりうるか?

初めての万博。娘と一緒に「未来ってどうなるの?」を問いに行く、その旅がもうすぐ始まります。
秋山ゆかり 2025.05.14
サポートメンバー限定

戦略コンサル、グローバル企業での事業開発、エグゼクティブの実務に加え、アーティスト・研究者・母の視点から発信しています。無料記事はサポートメンバーの支えで成り立っています。共感いただけた方は、ぜひご参加ください。

万博って、まだ意味ある?——“問いに行く場所”としての再発見

「万博って、本当に行く価値があるの?」

そんな声を最近よく耳にします。パビリオン建設の遅れ、予算超過、そして「もはや時代遅れ」という批判まで。たしかに、大阪万博2025を取り巻く空気は決して明るいとは言えません。

しかし私は今月、小学生の娘を連れて万博に行く予定です。それは流行に乗るためでも、SNS映えする写真を撮るためでも、ましてや批判の材料を探すためでもありません。自分の目で確かめ、そして何より、未来を生きる子どもと一緒に「これは何を意味するのだろう?」と問いを立てる体験を共有したいからです。

実は今回の大阪万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」――私はこれを「未来社会の実験場」と訳し直して捉えています。テーマパークとしての万博ではなく、答えのない問いに向き合う場としての価値。ここにこそ、今回の万博が持つ真の意味があると感じているのです。

「大阪万博会場に向かうモノレール。色とりどりのデザインが、未来の入口を思わせる」

「大阪万博会場に向かうモノレール。色とりどりのデザインが、未来の入口を思わせる」

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、4400文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

読者限定
ぎっくり腰で見えた“隠れスペック”――夫はなぜ突然、動き出したのか?
サポートメンバー限定
「カロリーメイト生活」で体調崩壊——そこから私を救った“戦略的食べ方”...
読者限定
効率化に疲れたあなたへ──『香君』がくれた、つながりと希望の物語
読者限定
叱るより、書くほうが伝わる?──母娘で5年続けた“心のノート”の威力
サポートメンバー限定
夜バタバタでも大丈夫。子育てワーママの“朝のエネルギー設計術”
読者限定
“政治に無関心”な親でいいのか?——『だから、日本の政治はつまらない』...
読者限定
「聞いてるつもり」が子どもを追い詰める——7歳ムスメがくれた“黙る自由...
サポートメンバー限定
"健康前提社会"を生き抜く──体調に波がある私が、キャリアを築けた理由...