予約ゼロでも最高の1日に──ムスメと学んだ、未来を創る力
戦略コンサル、グローバル企業での事業開発、エグゼクティブの実務に加え、アーティスト・研究者・母の視点から発信しています。無料記事はサポートメンバーの支えで成り立っています。共感いただけた方は、ぜひご参加ください。

“全部ダメだった……”から始まった、私たちの万博
「ママ、全部、ダメだった……」
大阪万博のイベント・パビリオン予約が全滅だったとき、ムスメは本当に落ち込んでいました。
3日前予約、当日予約も最後まで頑張ったけれど、まったく取れない。 小学生新聞のレポーターとして参加予定だっただけに、「何も書けないかもしれない」と意気消沈していました。
私も、正直「うわぁ~、どうしようかな」と思いました。 でも、一つだけ確信していたことがあるんです。
“楽しみ方は、自分たちでつくればいい”。
たとえ予約がゼロでも、学びと驚きは現場にあるはず。 私はそう信じて、ムスメにこう言いました。
「大丈夫。万博って、ただ見るだけの場所じゃないよ。問いを持って行こう」
そうして迎えた、初めての万博当日。

未来への入り口は、行列の先にあった。想定外の混雑も、学びの一歩目。待つ時間さえ、私たちに“問い”を与えてくれました。
“並ばない万博”じゃなかった日
「全然並ばない万博にします」と言われていたけど、現地に着いてみれば……とにかく並ぶ!笑
でも、不思議なことに、「ぜんぶが並ぶ」わけじゃない。
穴場もあって、予約がなくても体験できるエリアが、想像以上に多いんです。
私たちが一番感動したのは、クラゲ館。