私が、22歳の自分に贈りたい言葉 ── 『What I Told My Daughter』を読んで
背中をそっと押してくれる「言葉のバトン」が、きっとここにあります。
あなたが、あなたらしく進むために。
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春、新しいお姉さんっぽい服に袖を通して登校していく娘の背中を見送った朝。
ふと、20年前の自分の姿が重なりました。
まだ駆け出しのコンサルタントだった私。
男性ばかりの会議室で「お茶をお願い」と言われ、「私はコンサルタントです」と笑って返しながら、実は毎回、心の中では小さなため息をついていました。
でも、なんとか踏みとどまれた。
なぜかと聞かれたら、「私は私でいいんだ」と信じられる“何か”が、心の奥にあったから。
あの頃の私は、周囲の期待や常識のなかで、必死に“正解”を探していたような気がします。
ちゃんと評価されるには、ちゃんと振る舞わなくちゃ。
そうやって、いつも「誰かの望む正しさ」を追いかけていた。
でも最近は、少しずつ変わってきました。
「正しさ」って、実はすごく曖昧で、時代や場所や相手によって簡単に変わってしまうものなんだなと感じています。
だから今は、誰かの期待に合わせるよりも、「自分がどうありたいか」を大事にしたい。
そんなふうに思うようになりました。
そして、そんな私の気持ちに静かに寄り添ってくれたのがこの本──
『What I Told My Daughter: Lessons from Leaders on Raising the Next Generation of Empowered Women(私が娘に伝えたこと——次世代の女性たちへ贈る言葉)』(以下、『What I Told My Daugher』)。
娘に語るように綴られた言葉たちが、気づけば、私自身の背中をそっと押してくれていました。
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- 娘に語った言葉から見えてくる、女性たちの“ほんとうの強さ”
- 読んで気づいた、私の“これまで”と“これから”
- これからの時代にこそ大事にしたい5つのこと
- 「正しさ」じゃなくて、「あたたかさ」を伝えていきたい
- この春、新しい一歩を踏み出すあなたへ
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