教育は投資か浪費か?──「やりたい!」を育てるこどもの習い事マネジメント術

習い事をどう選び、どう続け、どこでやめる?3歳から10歳まで、すべて子ども自身が意思決定してきた7年間の教育投資のリアルな記録。
秋山ゆかり 2025.10.10
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3歳から始まった「教育投資の意思決定会議」

「お電話して。あたし、そこに行くの」

そう言って、ポストイットに書かれた電話番号を差し出したのは、当時3歳のムスメでした。

書かれていたのは、とあるバレエ教室の番号。

バレエ?聞いてないぞ?

と思いつつも、意志のかたさには定評のあるムスメに押し切られ、電話をかけることに。

すると、出てきたのは正統派のバレエスタジオ。後日、バレエ教室のオーナーをしている幼馴染に聞いたところ、「ワガノワ式を入れてるなんてすごいじゃない!」と目を見開かれるレベルの教室だったのです。

体験レッスン当日、その場で「来週もくるの」と宣言。先生もやる気満々で、「お母様、こちらがレオタード、タイツ、シューズです。髪は必ずアップで。入会金と月謝はこちら、明日までにお手続きください」と、畳みかけるように案内され、びっくり仰天。

3歳のバレエに、大人以上のレッスン代?しかも親同伴必須?

一晩考える猶予をもらった私は、ムスメに「他にも教室あるし、そんなに急がなくても……」と伝えたところ、

「ここじゃないとダメ。ママ、"ちょうせんしていい"っていつも言ってる」

と、見事に返され、「半年続けるなら」と約束し、晴れて入学。

結果、2年以上も続けました。引っ越しして教室が遠くなると、自転車に乗れなかったムスメは「バレエに行くために自転車マスターする!」と執念で、見事に克服したのです。

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続きは、6070文字あります。
  • 「〇十万円!?」それでも払った発表会の理由
  • 発表会中止から学んだ、“やめる力”と“次を選ぶ力”
  • 「やってみたい!」を軸に、選び続ける力を育てる
  • 高額習い事の鉄則は「フェーズ分けによる判断」
  • 唯一の“親主導投資”に学んだ、出口戦略の大切さ
  • 教育投資のROIとは?──非認知能力を育てる視点
  • 習い事は「共創型プロジェクト」──家庭こそ最強の実験場
  • 最後に:教育投資の真の価値とは?

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