社会を動かした「お休み」——アイスランドの女性たちが休んだ日

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先日、映画「女性の休日」から考える働き方未来会議というイベントに参加し、アイスランドのドキュメンタリー映画『女性の休日』を観ました。
1975年、アイスランドの女性たちが 「1日だけ仕事も家事も全部休む」 という行動を起こした出来事を描いた作品です。
正直に言うと、私は自分のことをそれほどフェミニストだとは思っていません。 むしろどちらかといえば、少し保守的なタイプかもしれません。
社会を変えるのは、怒りや対立よりも、制度や仕組みを丁寧に変えていくこと—— そんなふうに考えることが多いからです。
けれど、この映画を観て、思わず「えっ」と声が出ました。
1975年。まだそんな時代に、こんなことが起きていたのか、と。
当時のアイスランドの人口は、わずか約22万人。 小さな島国です。 小さな国だから動きやすかったのか? いいえ、むしろ逆だと思います。 小さな社会ほど、人間関係が密で、「空気を読む」圧力も強い。 その中で女性の9割が一斉に立ち上がったというのは、相当なことだったはずです。
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