子育てで親に必要なのは、「待つ力」かもしれない

Amazon.co.jpより
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この本に、全部救われたわけではありませんでした
あぴママ著『母を生きのびる本』を読みました。
正直に言うと、この本のすべてに深くうなずいたわけではありません。
我が家はもともと、子どもの成長や日々のあり方を「標準」にぴたりと当てはめて考えることが少なく、「世間ではこうだから」「この年齢ならこうあるべきだから」に合わせることも、あまりしてきませんでした。だから、「これはすでにやっているな」と思うところもありました。
それでも、この本には何度も立ち止まらされました。
たとえば、「愛ある目で見て監視しない練習」「人に迷惑をかけるなと教えてはいけない」「ケア労働で愛を示さないという新しい選択」など、親が無意識に背負いがちな前提を静かに問い直してくれる。どれも、いまの子育てにかなり必要な論点だと思いました。
なかでも私にとっていちばん大きかったのは、子どもと親の問題を、いったん一時停止して分解してみるという視点です。
本の中では、状況を次の5つの要素に分けて考えてみることが提案されています。
①子の嗜好・考え方
②子の状況
③親の状況
④親の嗜好・考え方
⑤世間の状況
この整理が、とてもよかったのです。
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- 子育ての悩みは、たいてい絡まりすぎている
- 「最悪」に見える状況も、ずっとは続かない
- とくに大事なのは、「世間の状況」を切り分けること
- 見守ることと放置することのあいだで
- 私は基本、待つです
- 待つことは、放置とは違う。でも、その線引きは簡単ではない
- あたらしい大人のあり方を、子どもに渡したい
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