揺れながら働く私たちへ——新しい音声番組をつくりました
音声配信「ビジネスと家庭のあいだで」を始めました。
少し前から、「音声でお話しする場所をつくりたい」と考えていました。 メールマガジンやSNSでは言語化できることも、声で届けることで、もう少し体温のあるニュアンスが伝えられるのではないか——そんな思いがずっと胸の中に残っていたからです。
そして今回、ようやく一歩踏み出し、stand.fmで新しい番組「ビジネスと家庭のあいだで」を本日スタートしました。
このタイトルには、私自身のこれまでの歩みがそのまま重なっています。 戦略コンサルタントとしてBCGで働き、GEでグローバル案件に向き合いエグゼクティブ教育を受け、現在は、戦略・事業開発コンサルタントとして大企業や政府の伴走をしながら、上場企業の社外取締役やイノベーション・アート思考の研究活動に携わっています。たまに、声楽家として舞台に立っています。一方で、家に帰れば一人の母であり、家庭を日々運営するプロジェクトマネージャーでもあります。
ビジネスと家庭のどちらか一方を選び取るのではなく、 どちらにも誠実に向き合い、時に揺れ、時に立ち止まりながら、 「自分にとってのバランス」を探し続けてきました。
このプロセスは、完璧な正解を探すものではありません。 人生のステージや子どもの成長、仕事の役割の変化によって、バランスの形も静かに変わっていきます。
そんな中で、「働くとは?」「家族と生きるとは?」「自分らしさとは?」という問いは、年齢とともに深く、静かに存在感を増していきます。
今回の音声配信では、この揺れや変化をごまかさず、声という媒体だからこそ伝えられるニュアンスでお届けしたいと思っています。
番組ではどんな話をするのか?
番組の軸は、TheLetterでお届けしている内容とまったく同じです。 キャリアや働き方の知恵、家庭をプロジェクトとして捉える視点、自分らしい人生設計のヒント。
ただし、音声ではそれらを 「家庭」と「ビジネス」をゆるやかにつなぎながら語る という点が大きく違います。
文章では切り分けて伝えているテーマも、実際の生活の中では境界線がにじみ合っています。 キャリアの悩みが家庭の時間に影を落としたり、 家族の変化が仕事の選択を左右したり。
音声ではまさにそのつながりの部分を、よりリアルな形でお話ししていきます。
さらに、
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読者の方からいただいたご質問
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TheLetterではまだ触れていないけれど、「今だからこそ話したいテーマ」
…といったトピックも、 ビジネスと家庭の両方の視点から立体的に語っていく予定です。
TheLetterを読んでくださっている方にとっては、“もう一つの角度から届く応用編”のような感覚で楽しんでいただけるかもしれません。
なぜ、いま音声なのか?
忙しく働き、家に帰れば家事や育児があり、 腰を落ち着けて文章を読める時間が取れない—— そんな声を読者の方々からよくいただきます。
一方で音声は、 「移動しながら」「家事をしながら」「寝る前に少しだけ」 聴くことができます。 その“すきま時間”に寄り添えるメディアであることは、私にとって大きな魅力でした。
そしてもうひとつ。 文章よりも揺れがそのまま伝わるのが、声だと思っています。 完璧に整えられた文字ではなく、「いまの私」の呼吸ごと届けられる場所を持ちたかった—— その思いが、今回のスタートにつながりました。
最初のエピソードでは…
最初のエピソードでは、 「なぜ番組を始めたのか」 「この音声で何を届けていきたいのか」 を、肩の力を抜いてお話ししています。
夜道を散歩するような気持ちで聞いてもらえるとうれしいです。
読者のみなさんへ(質問募集)
番組では、読者の方からいただいたご質問にもお答えしていきます。 キャリア、家庭、働き方、心の揺れ、生活の工夫など、テーマはなんでも歓迎です。
話してほしいこと、聞いてみたいことがあれば、 ぜひコメント欄にコメントしてください。(匿名でも、他の人に見えないようにもコメントできます)
あなたの一言が、新しいエピソードの種になります。
最後に
このニュースレターを読んでくださっている皆さんは、 仕事にも暮らしにも真剣で、 だからこそ日々の迷いや揺らぎをとても繊細に感じているのではないかと思います。
そんなあなたの一日に、ほっと息をつける場所としてこの音声が寄り添えたら。 そして時に、静かな決意を取り戻す小さなきっかけになれたら—— それが何よりの喜びです。
よければ、最初の回だけでも耳を傾けてみてください。 これからゆるやかに、週1回程度、木曜日あたりに続けていきます。
▶︎ stand.fm「ビジネスと家庭のあいだで」 https://x.gd/OonxZ
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