家庭PMプロジェクト 全マップ公開!

家族再生の9カ月を一気にマップ化!
秋山ゆかり 2025.11.14
誰でも

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2025年の2月。私は夫に離婚届を叩きつけました。 ワンオペ育児10年、ムスメの病気対応も学校対応も100%私。 夫は「頑張って」と言うだけで、家庭には参加していなかった。

でも、参加しないメンバーがいるチームは、機能しない。
だから私は、このチームから一度、降りる決断をしたのです。

離婚届は怒りではなく、再設計の意思表示でした。
けれどその夜、ムスメが泣きながら言いました。 「ママ、家族をやめないで。」

ハッとしました。 やめたいのは家族じゃない。 自分だけが背負い続けるこの構造だった——。

あの夜から、私は終わりではなく再建を選びました。
企業のターンアラウンドを家庭に応用する。
家庭も、ひとつの組織。 構造が壊れているなら、感情論ではなく構造から立て直すしかない。

私は家庭をチームとして再生させる「家庭ターンアラウンド計画」を立てました。
目的は、家族全員が参加できる組織に戻すこと。

まずやったのは、家庭の見える化。 料理、洗濯、送迎、学校対応、感情ケア。 私が一人で抱えていた業務をすべて棚卸ししました。 そして夫に言いました。
「この家の出資比率、50:50のはずなのに、実態はどうなってる?」

夫は沈黙しました。 でも、その沈黙こそが、再建の第一歩だったんです。

家族PMプロジェクト:9カ月の歩み

2025年2月、家庭の危機から始まったこのプロジェクト。 ワンオペ限界突破、離婚届、再設計、理念の実装—— 家庭という組織を「チーム」に変えるまでの10カ月間を、章ごとにまとめました。
目次としてもご利用ください。

第1章:基礎構築編『家庭という"最難関プロジェクト"を再起動せよ』

構造を見直し、チームとしての土台をつくる。
ワンオペから共創へ。職務定義書、家族業務の可視化、家族会議の設計など、家庭を「組織」として再構築するための最初のステップ。

第2章: 感情と心の再構築編『見えないものを扱う力—— 家庭に"心のインフラ"を設計する』

 感情、安心、非認知能力をどう家庭に実装するか。

“怒り” “察して” “伝わらない”——目に見えないズレに向き合いながら、「信頼」を設計する。家庭に心理的安全性を実装していった試行錯誤の記録。

第3章:価値と未来の設計編『選び、つくる力——家庭に”意思決定の戦略”を実装する』

価値観・お金・時間・進路を“選べる家族”へ。

教育は浪費か?理念はどうつくるか?進路は誰がどう決める? 「どう生きるかを、どう選ぶか」をテーマに、家庭を“最初の経営の学校”に変える実験が始まりました。

こうして並べてみると、これまで手掛けた数々の企業のターンアラウンド・プロジェクトがよみがえります。うまくいく日もあれば、いかない日もある。それでも、組織再生を信じて、やれることをやりながら、粛々と前に進むのだと。

書き溜めをせず、リアルタイムで書いているものが多いので、自分でもこの先の展開がわからない不安はあります。企業再生は売上・利益率などのKPIがあるから、再生がうまくいっているかどうかがわかるのですが、家庭っていう組織の再生度合いが数字で見えないのがちょっと苦しい。でも、2月と11月の家の中の空気感はまったく違う。だから、私たちも1つの組織としての再生の道を辿れているんだと信じたいです。

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